剛腕ママが親子W優勝「競技の普及を考えると確実にプラス」ファミリーで参加できるアームレスリング大会
第2回U.A.G OPENアームレスリング選手権大会が9月1日、東京・江戸川区スポーツセンターにて開催された。今大会は“剛腕女王”としてテレビ番組にも出演した竹中絢音(2023年WAF世界大会、senior女子-55kg級左右優勝)が所属するジム「U.A.G TOKYO」が主催する大会だ。 【動画】元アイドルによるU.A.G TOKYO潜入ロケ 剛腕女王のトレーニングに驚愕
階級は男女のプロフェッショナルクラス、チャレンジクラスに加え、中学生・小学生が参加できるジュニアクラスも設けられた。今回から江戸川区の後援のもと、キッズの階級も大々的に実施。ファミリーでの参加も多く、大会は大きな盛り上がりを見せた。 象徴的なシーンとしては、プロフェッショナルクラス女子無差別級で左右優勝を飾った山田よう子の活躍が挙げられる。過去、世界タイトルを獲得している彼女はファミリーで大会に出場すると、息子とともにW優勝を決めてみせた。
今回、中学生・小学生向けの部門を実施できたことで、競技普及につながったと喜びをあらわにした金丸哲大会実行委員長(U.A.G TOKYO)。今後の大会発展に向けて意気込みを語ってくれた。 「台風の接近もあり不安がありましたが、無事開催できてよかったです。自分たちも各地を飛び回って選手を集めたりしたので、とくにプロフェッショナルクラスは強い選手が集まってくれてよかったです。今回は中学生・小学生向けの部門を実施できたので、競技の普及にもつなげることができたと思います。今後はより階級を細分化して、誰もが参加しやすい大会をつくっていきたいです」
試合出場はなかったが、観客側でエールを送った竹中も「世界を見ていると、小学生からアームレスリングを始めている選手がすごく多いんです。日本も上から下まで広い年代がまんべんなく大会に出られる状況になったほうがいいと思いますね。そういう意味で子どもの部をしっかり設けている大会はあまりないので、競技の普及を考えると確実にプラスだと思います」と思いを語った。 さまざまな世代が集ったU.A.Gオープンは、大盛況で幕を閉じた。
取材・文・写真/森本雄大