時代を超えて人気の花「カラー」。洗練された美しさのブーケ&アレンジメント
カラーを使ったブーケ&アレンジメント
お母様の古希(70歳)のお祝いに、お母様がお好きなカラーをメインにしたブーケを制作しました。白は‘ホワイトホース’、濃い紫に淡いクリーム色のバイカラーは‘ピカソ’。古希のテーマカラーが紫なので‘ピカソ’はぜひ加えようと考えました。ほかにリシアンサス‘NFシュガーホワイト’、ルリタマアザミ‘ベッチーズブルー’、ユリ‘グリーンリリアルプ’、セダム‘エレガンス’を束ね、テマリシモツケ‘ルテウス’とキイチゴ‘ベビーハンズ’をたっぷりあしらいました。
淡いクリーム色の内側に濃い紫色が入り、ぼかしもとてもきれい。絵に描いたような美しさで、カラーの中でもとくに人気の高い品種です。時期によって、2色の入り方が異なり、写真は淡いクリームの面積が多い状態。
白いカラーの代表品種の一つ‘サッポロ’とクレマチス‘アルバ’を束ねてウエディングブーケに。苞の白がよく目立ち、清楚で気品のある雰囲気に。‘サッポロ’は北海道の「北石狩農協当別」で生産されたもの。涼しい気候を好むカラーは、夏場は北海道で多く生産されます。
福岡市にオープンするフラワーショップへ、お祝いの花を届けました。オレンジ色やピンクの華やかなダリアとケイトウをベースに、福島県の‘JA会津よつば’で生産された白と紫の複色のカラー‘フェルメール’をアクセントとして加えたアレンジ。ダリアは‘花夢’、‘なっちゃん’、ケイトウは‘デリーパール’を使用。斑入り葉のヒペリカム‘トリカラー’を全体にあしらって、ナチュラル感を出しました。
ピカソに続き、偉大なる画家の名前を冠したカラー‘フェルメール’も見惚れるほどの美しさ。ピカソより白さが際立つ品種で、気品があり落ち着いた雰囲気です。
お母様の誕生日の贈り花に、白と淡いピンクのカラーを使ったアレンジを制作しました。白は‘ホワイトチョコレート’、淡いピンクは‘ストロベリーブラッシュ’。エキナセア‘ピンクボールビュー’、ケイトウ‘マーメイドピンク’、アジサイ‘小鬼クラシックピンク’など季節の花を合わせ、オキザリス‘ラッキークローバー’やグリーンワッフルゼラニウム、テマリシモツケ‘ルテウス’、カシス(ブラックカラント)などの葉を加えています。
編集協力/高梨さゆみ