「その子を守れたら、自分はどうなっても」裸足で迷子の男児保護の小4に感謝状
京都府八幡市内で裸足のまま迷子になっていた5歳の男児の保護に貢献したとして、京都府警八幡署は八幡市立くすのき小学校4年の柴田藍(らん)さん(10)に感謝状を贈呈した。 同署によると柴田さんは9月21日午後8時ごろ、八幡市内のコンビニの駐車場から車道に飛び出し、車にひかれそうになっていた男児を見つけた。「危ないよ」「ちょっと待って」。そう声をかけて男児を追いかけながら見守り、最終的には男児を捜していた父親と合流。無事に男児を引き渡したという。 柴田さんの母親の知美さん(54)によると、柴田さんは「あいさつを欠かさず、動物や小さい子に優しい性格」。柴田さんは「走るのは少し苦手だったが、怖くなかった。その子を守れたら、自分はどうなってもいいと思った」と振り返った。 八幡署の橋口紀子署長は「助けたい一心で頑張ってくれた。今後も人のために行動してもらえたらうれしい」とその勇気をたたえた。(森天音)