あけおめ!? 2024年11月12日から火星の新しい1年が始まる
新年を迎えた火星を観察してみよう!
2024年11月の火星は真夜中頃に東の空で見ることができます。国立天文台(NAOJ)によると、この時期の火星は0.1等~マイナス0.5等と明るくなっていきますし、11月20日の夜遅くから翌21日にかけては月が接近するので、見つけやすいでしょう。 真夜中なので時間的に難しい場合もあると思いますが、もしもお天気が良かったら、新たな1年が始まった火星の赤い輝きを観察してみませんか?
火星に人類が降り立つ日も遠くはないかも?
前述の通り火星は人間が生きていくには厳しい世界ですが、人類がその足跡を刻む日はそう遠くない将来にやってくるかもしれません。 アメリカの民間宇宙企業SpaceX(スペースX)のElon Musk(イーロン・マスク)CEOは「人類を多惑星種にする」という目標を掲げていて、同社は再使用可能な大型宇宙船「Starship(スターシップ)」の開発を進めています。 Musk氏は2024年9月の時点で火星への無人飛行を2年後(2026年)に、有人飛行を4年後(2028年)にも行いたいと述べていますから、あとほんの数年で史上初の有人火星飛行が実現する可能性もゼロではないのです。 そんなStarshipの第6回飛行試験が早ければ日本時間2024年11月19日朝に行われる予定です。人類の歴史を大きく変えることになるかもしれないStarshipの開発状況にも注目です! Source ESA - Happy New Year on Mars The Planetary Society - Mars' Calendar NAOJ - 真夜中の月と火星の接近(2024年11月)
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部