40歳代の平均的な年収はいくら?部長・課長など役職別にも比較【ミドルの転職】
役職別の平均年収(部長・課長・係長)
次は、役職別の平均賃金をみてみましょう。 参考にする資料は厚生労働省の『令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況』です。 部長や課長などの役職に就くと年収がどう変わるのでしょうか。 上記の金額は月額賃金です。 年収に換算すると以下のようになります。 ●【役職別賃金・男女計】 ・部長級:月額約58万円(年額約703万円) ・課長級:月額約48万円(年額約576万円) ・係長級:月額約36万円(年額約432万円) ●【役職別賃金・男性】 ・部長級:月額約59万円(年額約708万円) ・課長級:月額約49万円(年額約588万円) ・係長級:月額約37万円(年額約444万円) ●【役職別賃金・女性】 ・部長級:月額約52万円(年額約624万円) ・課長級:月額約43万円(年額約516万円) ・係長級:月額約33万円(年額約396万円) 40歳代のうちに就くことができる役職は「約45歳」が係長、「約49歳」が課長となっており、部長は「50歳以上」となります。 勤務年数でいうと、係長級が「約17年」、課長級が「約20年」、部長級が「約22年」となっています。 40歳代で「係長、課長クラス」の転職を考える場合のポイントについて考えていきましょう。
40歳代で「係長、課長クラス」の転職を考える場合のポイント
ここまでの結果から、40歳代が転職で年収アップを図りたいとなれば、係長以上の役職を目指す必要がありそうです。 その際、以下の3つのポイントで検討するとよいでしょう。 ●自分の市場価値を知る まずは、現在のスキルや経験を客観的に評価しましょう。 転職エージェントやキャリアコンサルタントを活用して、自分自身が市場でどのような価値があるのかを理解することが第一歩です。 自分の強みや適性を再確認しましょう。 ●人脈を整理して、活用できるものを探す 40歳代の転職は、求人情報だけでなく、人脈を通じての紹介という方法を検討しましょう。 紹介につなげるには、転職したいということを多くの人に知ってもらう必要があります。 まずは、業界のイベントやセミナーへの参加、多くの人と交流するなど転職機会の獲得につながる活動を行いましょう。 ●リーダーシップ経験を強調する 係長や課長クラスのポジションを狙う際、転職先は、マネジメント経験について詳しく確認したいはずです。 自身が過去に参加したプロジェクト、チームリーダーとしての実績を具体例も交え伝えられるようまとめておきましょう。