【24/25シーズン予習スペシャル】「いよいよ5回転が登場」|フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋
フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターたちをゲストに迎えてお届けします。 今回は、ルール改正SP。岡崎真さん、中野友加里さん、無良崇人さんをゲストに迎え、ルール変更のポイントや見どころ、日本選手のライバルとなる各国注目選手について、元選手、コーチ、審判、そして振付師の視点で語り合います! こちらでは番組の書き起こしコラムを全4回に分けてお届けします。3回目はジャンプに関する大きな変更点について話します。
SOV表に5回転が登場
KENJI:続いてはジャンプです。 岡崎:ついに5回転。クイントジャンプがSOV表に乗りました。クイントブル、略してクイント。まだクイントアクセルは入ってないんですけれども、クイントトウからクイントルッツまでベースバリューが14点でそろっています。でも、まだ未知のもの。5回転になると、その人の得意なものじゃないとできないのであれば、バリューの差がそんなにないのではないかということで、とりあえずのところで設定されています。練習している選手もいるような話も聞きましたが、羽生結弦さんがチャレンジして、イリヤ・マリニン選手が成功させて、クワッドアクセルまでがコンプリートしてしまった以上、その次を出さないわけにはいかないと思いますので。 KENJI:5回転の練習はやった? 無良:5回転はないです。たとえ4回転を回りすぎてしまったとしても、4回転の範疇の中にいるかもしれない。
中野:5回転は未知ですよね。私も4回転は練習していたんですけど、3回転半までしか行けなくて。4回転はセンスがなかったのかな、と。アクセルが得意だったので、トリプルアクセルはできたんですけど、でも、無良くんの前で『アクセルが得意』とは言えないです(苦笑)。 KENJI:でも、その当時はトリプルアクセルを飛ぶ人は少なかったですからね。 中野:今は当たり前の時代になり、4回転も当たり前の時代になったからこそ、5回転ができたんだなと思います。ベースバリューを見た時、すごく難しいことなのに思ったよりその点数が高くないんだなというのがが第一印象でした。 岡崎:ジャンプに偏らないようにというところ。そこで技術点も持っていかれてしまうので、あるところから抑えられるようになってきた印象はあります。 KENJI:5回転となると、ジャンプの種類は違うジャンプになりませんか?