現代版「ゴールデン・ガールズ」が建てた、ともに年齢を重ねていけるシェアハウスをのぞいてみた(海外)
ジガさんは女性たちのニーズに合わせた、広々とした注文住宅を設計した
最終的にガレージ、ポーチ、パティオを含めた延床面積は約7954平方フィート(約740平方メートル)になった。 高さ12フィート(約3.7メートル)の見晴らし台もあって、この地域の緑豊かな森の素晴らしい景色を眺めることができる。
ジガさんは自然の景観をシェアハウスのデザインに取り入れた
ジガさんはこの土地の地形を考慮し、ミュリエルさんが暮らす別棟の一番奥を9フィート(約2.7メートル)の基礎の上に配置した。 「これには3つの目的がありました。完成した床の高さを氾濫原の外に保つこと、全てを1つの高さに合わせること、そしてミュリエルが求めていたツリーハウスのような雰囲気を出すことです」
3人はシェアハウスの別々の区画で暮らしている
母屋にはオープンリビング、ダイニング、キッチンに加え、3つの寝室と3つのバスルームがある ── これは姉妹それぞれの分と、将来的に介護士などにも使ってもらえる来客用の3つだ。 姉妹の寝室にはそれぞれ専用のパティオがある。他にも、小さなフロントポーチ、大きなリアポーチ、ランドリールーム、汚れた服や履き物を脱ぐためのマッドルーム、工作部屋、2台分のガレージもついている。 別棟には2つの寝室と2つのバスルーム、オープンリビング、ダイニング、キッチンがある。ミュリエルさんは寝室、バスルーム、オフィス、ワークアウトのためのエリアを1つにまとめたオープンロフトを希望した。 ここにも小さなフロントポーチ、大きなリアポーチ、ランドリールーム、マッドルーム、2台分のガレージがある。
それぞれの専用区画には、それぞれのこだわりが詰まっている
自然が大好きなミュリエルさんは、自分が暮らす区画には窓をたくさん入れてほしいと希望した。外の世界とのつながりを感じやすいからだ。 一方、光に敏感なクリスティーナさんはメディテーション(瞑想)のための部屋と、遮光シェード付きの引き戸のある寝室をリクエストした。 ミシェルさんは犬を飼っていたので、犬が自由に出入りできる専用のドアを付けてもらえるよう頼んだ。 「3人の希望やニーズを調整するのが一番大変でした」とジガさんは語った。 「夫婦2人の伝統的な注文住宅では、どちらかがもう一方に従うことが多いのですが、このプロジェクトでは3人を考慮しなければなりませんでした」