セネガル代表が2015年から長期政権を築いたシセ監督の退任を発表…政府が契約延長を承認せず
セネガルサッカー連盟(FSF)は2日、アリウ・シセ監督(48)の解任を発表した。 FSFの発表によれば、今年3月にシセ監督との契約を2026年まで延長する旨を発表してたが、9月30日に青少年・スポーツ・文化大臣であるカディ・ディエネ・ゲイェ氏から契約更新を承認しないとの内密の文書を受け取ったとのこと。 なお、契約更新を承認しない理由としては、前回の契約の更新条件となっていたアフリカネーションズカップ2023の優勝や2022年カタールW杯ベスト8進出という目標が達成できなかったこと、FIFAランキングにおける代表チームの順位が下落したこと、代表チームとセネガル国民との間に不満が生じる恐れがあることと明かしている。 この決定により、シセ氏の契約は2024年8月31日で満了を迎えたとのこと。FSFは同氏がセネガル政府の承認を受けている契約ではなくなったため、今後は代表チームの監督を務めることはできないと判断したようだ。 2015年にセネガル代表指揮官に就任したシセ監督は、これまで2018年ロシアW杯、2022年カタールW杯と2大会連続でW杯出場を果たしていた。ロシアW杯では日本代表が同居したグループでグループステージ敗退に終わったが、カタールW杯では開催国カタールが同居したグループを突破し、ベスト16に進出していた。 今年1月開催されたアフリカネーションズカップではグループステージを首位で通過したものの、優勝したコートジボワール代表の前にPK戦の末敗れ、ベスト16敗退に終わっていた。 なお、現在行われている2026北中米カリブ海W杯のアフリカ予選では、グループBでスーダン代表に次ぐ2位に位置。アフリカネイションズカップ2025予選では、グループLでブルキナファソ代表に次ぐ2位となっている。
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