さらば森田、河合郁人も太鼓判! 元Hanjiroスタッフが手掛ける古着の聖地"レトロブティックことり "
『レトロブティックことり』は最近、新たなスペースを増築し、『ロマンスショップよすが』をオープンした。 古着屋の奥に佇む隠れた遊び場をコンセプトにした新店舗では、Y2Kのトレンドを意識しながら、サイズ感や素材にこだわった商品を展開している。店主のセンスが光る独自のキュレーションは、多くの古着ファンの注目を集めている。 『ロマンスショップよすが』の内装も原宿パレフランス時代のハンジローを彷彿とさせ、30~40代の世代が訪れても楽しいお店だ。 「『ロマンスショップよすが』の内装は、営業終了後も夜遅くまでこの店の店主と2人で作り込みました。 店主は『レトロブティックことり』のオープン当初からの常連で、その後、高円寺の古着屋で6年ほど経験を積んでから、ここで独立することになったんです。 実は『レトロブティックことり』には、彼のように自然と育っていく若者が度々現れるんですよ(笑)。 私自身は特に何かを教えるタイプではないですし、実際にそういったことはしていないのですが、みんながここで自分なりに何かを感じ取り、成長してくれればと思っています」
コロナ禍を経て、今では古着大好き芸人からも愛されるお店に
『レトロブティックことり』には、連日多くの来店客が訪れる。 コアな古着アイテムを求めるファンはもちろん、高山さんと会話を楽しみに来店する地元の常連客も多い。 店内には笑い声が絶えず、古着愛好家として知られる芸人やインフルエンサーたちの姿も多く見られる。
その注目度は2019年、さらば青春の光の森田哲矢のYouTube動画で紹介されたことをきっかけに一気に高まった。現在では、さまざまなYouTubeでのコラボ企画やテレビ取材も増えている。 また、この動画をきっかけに、高山さんは岩手めんこいテレビの人気番組『サタデーファンキーズ』からオファーを受け、現在は番組MCの河合郁人のスタイリストとしても活躍している。 古着愛好家として知られる河合さんのスタイリングには、どのようなこだわりがあるのだろうか。 「河合さんにとって楽しいロケとなるよう、常に意識しています。ご本人の好みであるアメリカンカジュアルをベースにしながら、ロケ地や企画内容に合わせた柄やアイテムを選ぶなど、スタイリングのどこかに遊び心を忍ばせるように心がけていますね」 昨今の古着ブームと共に注目度が急上昇しているものの、今後の展望は開店当初から変わらないと高山さんは語る。 「特に具体的な展望はないんです。自分でも先のことは分からない中で、いろいろなことにチャレンジしていくのがワクワクするタイプなので。 強いて言えば、より多くの方に『レトロブティックことり』に遊びに来ていただきたいですね。店舗を大きくしたいという欲もなく、今のような自由なスタンスで続けていければと思っています」 地元の常連客はもちろん、古着愛好家として知られる芸人たちからも親しまれる『レトロブティックことり』。貴重な古着を求めるだけでなく、高山さんとの会話を楽しみに来店する人が多いことが、この店の魅力を物語っている。 岩手県に訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてほしい。きっと、自然と笑みがこぼれる温かな空間に、また訪れたくなるはずだ。