正月らしい名前の「TDHSSR2025ファーストサンライズエディション」を新年最初に飲んだら幸運に恵まれた
酔いどれ編集長のクラフトビール飲みある記(107) あけましておめでとうございます。これまでも「酔いどれ編集長のクラフトビール飲みある記」を読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。2025年も、クラフトビール好きの方、愛好家ではないけどクラフトビールを飲みたい方、飲んだことはないけど興味のある方々に「ここに載っていたビールを飲んでみようか」とか「こんな世界があるのか」とか少しでもクラフトビールの世界を知ってもらえるような記事を書いていきたいと思っています。 新年1回目の舞台は例年の正月同様、高田馬場B食堂。昨年は元日にお邪魔したが、今年は2日に来店した。自宅近くの神社に初詣(おみくじも引いたが、これについては後日、長文競馬予想コラム「居酒屋ブルース」にて詳報したい)を済ませてから店に顔を出すと、ほぼ満席だった。ここは年末年始を休まず営業。他のビアバー(ビアパブ)が正月休みのため、クラフトビール愛好家がここに集まってくるのは毎年のことだ。 店主のKさんが「5時前までなら」と言ってひとつだけ空いているカウンター席に案内してくれた(予約がだいぶ入っているみたいで、僕みたいなアポなし来店客はタイミングが悪いと入れなかった。入れた僕はラッキー?)。事前にX(旧ツイッター)でラインアップをチェックしてきたので、新年最初に注文するのは決まっていた。ウエスト・コースト・ブルーイング(WCB)の「TDHSSR2025ファーストサンライズエディション」だ。 TDHSSRについては連載(25)で詳しく紹介しているので、そちらを読んでいただけるとありがたいが、TDHSSRは「トリプル・ドライ・ホップ・スーパー・サン・ライズ」の略(らしい)。「ファーストサンライズ」は「初日の出」だから、TDHSSRの新年バージョンというわけだ。初日の出バージョンを最初に飲んだのは2022年12月18日のこと。2023バージョンだったので、フライング開栓だ(悪くないけど)。昨年は淡路町にあるクレイジーCBで2024バージョンを飲んだ。こちらは1月5日だった。僕のビールメモによると「薄めなオレンジ色の濁り強めのヘイジー。オレンジっぽい風味で、甘さ控えめ。アルコール度数9%」。 つまり、3年続けて初日の出バージョンを飲むわけだ。パイントで注文すると、女性スタッフがタップから注いでいると、半分くらい入ったところで底をついた。売り切れか?飲めないの?と心配していたら、店主のKさんが女性スタッフに「もうひとつあるケグ(樽=たる)に替えるね」と言って手際よく新しいケグに付け替えた。つまり、新樽の開栓最初に注がれたものが僕に来るというわけだ。新年早々、ちょっとラッキーかも。