改修後の京都芝2000mで川田将雅騎手は複勝率88% 東大HCがコースデータを検証
川田将雅騎手×◯◯で複勝率100%
<京都芝2000m 競馬場改修後の種牡馬別成績> キズナ【10-2-1-37】 勝率20.0%/連対率24.0%/複勝率26.0%/単回収率152%/複回収率55% レイデオロ【4-1-2-14】 勝率19.0%/連対率23.8%/複勝率33.3%/単回収率359%/複回収率128% サトノダイヤモンド【4-1-1-11】 勝率23.5%/連対率29.4%/複勝率35.3%/単回収率178%/複回収率58% 次に種牡馬別成績を見ていく。勝利数トップはキズナの産駒。2位のレイデオロに6勝差をつけており、抜群のコース適性を示している。重賞では、変則開催で京都開催となったマーメイドSをアリスヴェリテが勝利。多くの条件で回収率プラスと、見かけたら即買いレベルなのだが、未勝利戦で【0-0-0-10】と一度も馬券に絡めていない点には注意だ。 レイデオロの産駒は苦戦が続いているが、当該コースの適性は高い。8枠だと【1-1-1-1】。8頭立ての新馬戦で7番人気のサンライズアースが勝利したことで単回収率は1257%となっている。現状では気性に課題のある産駒が多いイメージで、馬群に包まれる心配がなくのびのびと競馬ができる大外枠の恩恵は大きいのかもしれない。 3位はサトノダイヤモンドの産駒。前走からの距離短縮だと【2-0-0-3】単回収率は438%を記録している。また、前で粘る競馬を得意とする産駒が多く、前走先行した馬は【3-1-0-3】勝率42.9%、単回収率382%。妙味と安定感の両方を兼ね備えている。 ほか、エピファネイアの産駒は【1-4-3-38】複勝率17.4%、複回収率23%と苦戦している。反対にハービンジャーの産駒は【2-11-2-25】複勝率37.5%。勝ちきれない面はあるが穴馬が度々好走しており、複回収率144%と妙味は十分だ。 <京都芝2000m 競馬場改修後の騎手別成績> 川田将雅【11-7-4-3】 勝率44.0%/連対率72.0%/複勝率88.0%/単回収率106%/複回収率131% 岩田望来【9-2-1-29】 勝率22.0%/連対率26.8%/複勝率29.3%/単回収率147%/複回収率89% 坂井瑠星【5-2-3-22】 勝率15.6%/連対率21.9%/複勝率31.3%/単回収率90%/複回収率65% 最後は騎手別成績を確認する。勝利数トップは川田将雅騎手で、複勝率はなんと8割超え(京都巧者で知られる武豊騎手でも【5-1-1-5】勝率41.7%、複勝率58.3%)。2番人気以下(6番人気以下は該当馬なし)に騎乗すると【2-4-3-0】複勝率100%、9戦してすべて3着以内に入っている。マークする側に回った川田騎手は恐ろしいほど強い。 2位は岩田望来騎手。差し馬での信頼度が高く【3-2-1-4】複勝率60.0%、複回収率187%を記録している。また、騎乗馬が上がり最速をマークした場合は【5-1-0-2】勝率62.5%、単回収率396%と抜群だ。末脚自慢とタッグを組んだ際は必ず買い目に入れておこう。 3位の坂井瑠星騎手は先行馬での信頼度が高く【3-2-1-11】勝率17.6%、単回収率139%と黒字域だ。先行意識が強く、不利な内枠も苦にしない。1、2枠では【1-0-2-1】複回収率172%を記録している。 ほか、リーディング上位のC.ルメール騎手は【1-3-2-3】複勝率は66.7%。ここでも安定感が光っている。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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