バスケ実業団選手からラグビーに転向、3年で代表入り。村上愛梨が「好きだからでしかない」競技を続けられた原動力とは?
[PROFILE] 村上愛梨(むらかみ・あいり) 1989年生まれ、東京都出身。15人制ラグビー選手で、東京を拠点とする横河武蔵野アルテミ・スターズ所属。ポジションはフォワードで、175cm、87kgの恵まれた体格を生かしたプレーが魅力。小学生時代は野球でリトルリーグの日本代表に選出されたこともあるが、中学生の時に始めたバスケットボールで頭角を現して高校・大学でも活躍。卒業後は実業団の秋田銀行レッドアローズにスカウトされて入団。その後、初観戦したラグビーの試合で、選手同士がぶつかり合う音に感銘を受け、2015年に日本ラグビー協会の女子7人制種目転向者向けトライアウトに合格し、ラグビーに転向。2017年に女子ラグビーのワールドカップを見て15人制に憧れ、現チームへの移籍を決断。2019年には、ラグビー15人制日本代表で初キャップを刻んだ。同年にLGBTQ+の当事者であることを公表している。
インタビュー・構成=松原渓[REAL SPORTS編集部]