一問一答❷ ドジャース・大谷翔平が59盗塁した技術に手応え「リードと帰塁。しっかりとした姿勢ならいいスタート切れる」
米大リーグ、ドジャース・大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、オンラインで日本メディアの合同取材に応じ、今オフに受けた左肩の手術に関するリハビリ状況などを語った。自己最多となる59盗塁をマークした盗塁技術は「リードと帰塁が一番。しっかりとした姿勢で反応できれば、いいスタートが切れる」と手応えを示した。主な一問一答❷は以下の通り。 ――故障の想定とはどのくらいしていたのか 「TJ(トミー・ジョン手術)に関しては必ずするだろうなとは思っていた。それがメジャーの1年目だとは思っていなかったですけど、そこは必ずするとは思っていました。2回目のタイミングはやっぱり5、6年投げてどうだろうなと想定していましたけど、逆に言えば5、6年経ったのが今年の終わりくらいなので、30(歳)の終わりで2回目のTJをするより逆に早い方がよかったのかなと思う部分も今思えばあったりと思う。タイミングに関しては分からないですけど、そういういろんなパターンを想定をしておくことが大事だなと思います」 ――今季盗塁、走塁面でつかんだもの 「盗塁は一番は帰塁ですかね。リードと帰塁が一番ですかね。しっかりとした姿勢で構えて反応できれば、ある程度いいスタートが切れると思う。それよりはしっかりとしたリードを取りながらけん制がきたときにしっかり戻れるという自信があることがスタートを切る、または二塁に進んでいく過程で大事だなという感じです」 ――来季は二刀流でプレーするが盗塁、走塁への意識の変化はあるか 「誰が前後を打つのかとか、それにもよったりする。今年は最初2番でムーキー(ベッツ)が1番。ムーキーがけがから帰ってきたときはスイッチしましたけど、それによってある程度走塁に関しては変わったりすると思う。例えば後ろに併殺打の多い打者がいるのかによってある程度、失敗のリスクが少し高い場面でもいったほうがいい場面というのもあると思う。点差によっても(変わる)。その辺は臨機応援に。何年もメジャーでやってきましたけど、前の年と全く同じラインアップという可能性はない。必ずメンバーが誰かしら変わってクリーンアップも変わっていくことの方が多いので、そこは新しく入った選手ともコミュニケーションをとりながらやっていく必要があるかなと思います」 ――来季は盗塁数が減るという声もある
「数字は積み重ねでしかない。特に盗塁に関しては成功数よりも失敗数の方が僕は大事にしたいと思っている。何本企画するか、企画したなかで成功する割合が高ければそれが勝利につながる可能性が高いと思う。まずは大前提として失敗を減らしていくという作業をしながら、いけるときにはもちろんいく姿勢というのは、例え投手としてその試合の中で投げていたとしても進塁したほうが可能性が高いのであればもちろんいく準備はしたいなと思っています」