アルピーヌ、F1サンパウロGPでのダブル表彰台には約45億円の価値!? オークス代表「チームの自信を保つのに役立つ」
雨のため大波乱となったF1サンパウロGPで、アルピーヌは2位エステバン・オコン、3位ピエール・ガスリーと、望外のダブル表彰台を手にした。この結果アルピーヌは、コンストラクターズランキングで9番手から6番手に一気に浮上。分配金が45億円ほど増える可能性がある。 【リザルト】大波乱となったF1サンパウロGP決勝 サンパウロGP決勝では、雨が強まり各車がピットストップする中、アルピーヌ勢はステイアウトの戦略を採った。その間にセーフティカーが出動し、さらにウイリアムズのフランコ・コラピントが大クラッシュしたことで赤旗中断。これでアルピーヌ勢はポジションを落とさずに新しいタイヤに交換するチャンスを手にして、オコン首位、ガスリー3番手でレースリスタートを迎えた。 再開後にはオコンがレッドブルのマックス・フェルスタッペンに抜かれたものの、それでも2番手と3番手をキープし、そのままチェッカーフラッグを受けた。 この結果チームとしては合計33ポイントを荒稼ぎ。それまでの獲得ポイントはわずか16、ランキング9番手だったが、一気に獲得ポイントを49まで伸ばし、ランキングでもウイリアムズ、RB、ハースの3チームをごぼう抜きして6番手に浮上した。これにより、チームに与えられる分配金が3000万ドル(約45億円)ほど増える可能性がある。 「チームにとって素晴らしい結果だ。エンストンとヴィリー-シャティヨンとしては、過去2年間、あるいは今年の序盤と比較してみても、大変な結果だ」 アルピーヌのオリバー・オークス代表はそう語った。 「これはチームの自信を維持するのに役立つ。夏のシャットダウン後からチーム代表に就任して以来、アメリカGPに向けて期待を和らげながらも、準備を進めているのが分かった。特にシーズン中には、マシンの開発を進めるのがとても難しかったからね」 「オースティンでは、マシンにパフォーマンスが加わったことを賞賛していた。そしてメキシコではポイントを獲得し、別の形でそれを裏付けることができたのは素晴らしいことだ。そしてここでもさらに改善が見られたのは、間違いなくプラスになると思う」 「エンストンとヴィリーの全員に感謝したい。彼らにとっては、大きな意味がある。それは見ての通りだ。ドライバーは難しいコンディションでもミスをしなかった。また戦略、判断、全てがそうだ。全て良い1日だった」
Filip Cleeren