高岡銅器のネームタグ 米大統領夫人の贈り物 東京のブランド開発
バッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」(東京)は、高岡銅器の職人技を取り入れたネームタグを開発した。今春にバイデン大統領の妻ジルさんに贈られた高岡銅器のアクセサリーが話題となったことを受けての新商品で、高岡の伝統技術の発信につなげる。 高岡市の銅器着色メーカー「モメンタムファクトリー・orii(オリイ)」の折井宏司社長が手掛ける独自の鮮やかな青緑色「OriiBlue(オリイブルー)」を採用した。 高岡銅器のアクセサリーは、4月に岸田文雄前首相と妻裕子さんが米ワシントンのホワイトハウスを訪れた際の贈り物に選ばれた。鮮やかな色合いが話題となり、同社にも新たな商品展開を要望する声が寄せられていた。 ネームタグは、レザーに色つけした銅のプレートを組み合わせており、ビジネスバッグなどに取り付けて使用する。日常の中に伝統工芸を取り入れてもらいたいとの思いから開発した。価格は1万6500円で、フミコダのオンラインサイトなどで販売する。