【FC東京】メキシコ帰りの佐藤龍之介、チーム最年少「メチャクチャ動ける」
FC東京のMF佐藤龍之介(18)とDF長友佑都(38)が22日、東京・小平グラウンドの全体練習に合流した。北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選から帰国した長友と、U―19日本代表のメキシコ遠征帰りの佐藤がそろって元気にフルメニューを消化。佐藤は残りのリーグ2戦に向け、変わらず猛アピールを続ける。 メキシコ遠征で3試合を経験した佐藤は「試合にしっかり出られたのでメキシコは楽しかった」と言い、こう続けた。 「アジア杯に向けチームとしての積み上げや、個人としてもどう力になれるのかが具体的に分かってきた。システムも臨機応変に変えたり、シャドーに入ったときにはよりトップの選手と関わるプレーや、フィニッシュが求められた」 心身共に充実した状態で代表活動を終え、クラブでは再びメンバー争いに身を置くことになる。佐藤は今季残りのリーグ2戦に向け、自信を口にした。 「より自分にフォーカスしている。メチャクチャ動けるし、コンディションもいい。自分を使ってもらえるような取り組みと、パフォーマンスを練習で見せたい」 今季は分厚い選手層に阻まれ、リーグ戦の出場はここまでわずか3試合にとどまっている。それでも、佐藤は心を折らず、前向きに取り組み続けてきた。 「やり続けることは難しいけど、評価のためにプレーしても将来にはつながらない。自分が何を積み上げ、試合に出た時にどう自分のプレーを表現するかに取り組んでいきたい」 昨夏にトップ昇格して1年半をプロで過ごしてきた。先月18歳になったばかりのチーム最年少は、しっかりとプロの流儀を身につけつつある。
中日スポーツ