パリ五輪がより楽しくなる、観戦グルメガイド。【前編】
4月16日、ギリシャのオランピアでの聖火が点灯され、パリオリンピックの開催までいよいよ100日を切った。パリではアレナ・ポルト・ドゥ・ラ・シャペルと水泳競技のサントル・アクアティックも完成、スタッド・ドゥ・フランスではパープルカラーの陸上トラックもお披露目され、大会気分も盛り上がってきた。パリを彩る名所を会場に、フォトジェニックな大会になる予感いっぱいのオリンピックとパラリンピック。試合を楽しむには、腹ごしらえもお忘れなく。競技場マップとともに、周辺で手軽に楽しめる食事スポットをご紹介する。 ◆案内人:髙田昌枝(Masae Takata) 「フィガロジャポン」パリ 支局長。1990年代よりパリ在住。2017年よりパリ支局長を務める。フィガロジャポン本誌の連載「Hot from PARIS」でパリの"いま"を伝える。
1. Centre Aquatique サントル・アクアティック
水球(予選)/アーティスティックスイミング/飛込会場 五輪のために建設される数少ない新設施設のひとつは4月4日に完成したばかり。スタッド・ドゥ・フランス(2)と道路を挟んで隣接し、行き来できる大歩道橋も造られた。今大会から男子アスリートが加わるアーティスティックスイミングに注目。
2. Stade de France スタッド・ドゥ・フランス
7人制ラグビー/陸上競技 パリの北隣の街、サン・ドゥニにあるフランス最大のスタジアムは、観客収容人数7万7000人以上。7月は7人制ラグビーの試合が行われる。8月はオリンピックの華、陸上競技の舞台となり、各競技の決勝が夏の夜を彩る。
3. Arena Porte de la Chapelle アレナ・ポルト・ドゥ・ラ・シャペル
バドミントン/新体操 市内で唯一、今大会に向け建設された競技場は2月に完成した。8000席の屋内施設は、オリンピック後はパリ・バスケットボールチームのホームスタジアムに。バドミントンの全試合は、この新競技場で行われる。
4. Arena Bercy アレナ・ベルシー
体操競技/トランポリン/バスケットボール(決勝) 世界的アーティストの大規模なライブ会場としても知られる。日本チームのメダルへの期待がかかる体操競技はこちらが会場。また、男子バスケットボールの決勝リーグ進出が叶えば、富永啓生の勇姿が見られるかも!?