立憲・泉健太新代表が会見(全文3完)党の一営業マンとして全国各地で訴えたい
泉氏が目指す党の姿に何か変化はあったのか
東京新聞:東京新聞の井上です。よろしくお願いします。今回の代表選についてですけれども、立憲民主党として4人の候補者が出て、その議論をこれだけ多くの方に聞いてもらうという機会は今までなかなかなかったと思うんですけれども、党再生を目指すに当たって、ここでこういった議論を皆さんに見せることができた意義というのをどのようにお考えなのか。また、代表を通じてほかの候補の考えを聞いたり、いろんな方の話を聞く中で、泉さんが目指す立憲民主党の姿に何か変化はあったのか、お聞かせください。 泉:何かとやはり先輩世代の皆さんにいろんな意味で頼ってきたわけですけれども、こうして4者で討論を行ってきて、やはり党を担える仲間たちだなと、そういう実感をいたしました。やはり同じ同僚議員でもここまでずっと同じ時間を共有する、そして話をそれぞれ聞くということは、やっぱりなかなかないものですから、そういった意味では党内で最もお互いを分かり合えている今の環境じゃないのかなと思っています。 ですから、それぞれがしっかりと党の幹部として、また党内全体にわれわれが議論してきた共通点ですとか、共有する政策、こういったものを浸透させていくということは、大変意義深い今回の代表選、それができるという意味で意義深い代表選だったんじゃないのかなと、そう思います。
旧民主党という負の遺産をどう払拭するのか
文化放送:文化放送の山本と申します。代表選、お疲れさまでした。おめでとうございます。この代表選の討論会などを通じて、4人の候補の皆さん、立憲民主党の足腰の弱さということについて言及されておりました。その足腰を強くするために何が必要かということをいろいろと提案、論点を挙げられていたんですけれども、この衆議院選挙とか、何か事があるたびに出てくるのが、やっぱり旧民主党時代のこと、というのがやっぱり1つの課題となって出てくるような気がしています。 泉:どんなこと? 文化放送:例えば旧民主党時代の衆議院選挙の有権者の方にお話をお伺いしても、あのときの記憶がまだ残っているとか、そういう、今回の立憲民主党の代表選挙でも、旧民主党のイメージの強い人はどうかねっていうような声が聞かれたりしました。結局、足腰を強くするためには、旧民主党という負の遺産はまだ抱えているような気がするんですが、これは新代表としてどういうふうに取り組んでいかれるおつもりでしょうか。 泉:私はあまりそういう認識はないですね。もう全国各地で、それであればもっと議席は少ないということになると思います。もう数多くの仲間たちが信頼を得て、そして議席を獲得しているわけですから、いつまでもそれを旧民主党のせいにしていてはそれこそ勝てないという話じゃないのかなと思います。旧民主党のさまざま経験したこと、私は反省ばかりじゃないと思いますが、経験したことを糧として、そしてあらためて政権を担いうる選択肢になる、そういう強い決意を持って、地元の有権者の皆さんに語っていけば、私は十分理解をしていただける、そういう今の有権者の空気があると、そう思っています。 司会:すいません、ちょっと次、生出演が1個、入ったということなので、申し訳ございません、最後の質問にします。農業新聞さん、最後お願いします。