大失態!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手(9)初のフル出場で失格!? 日本を代表するDFはすぐ構想外
2025年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期で日本から海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。
DF:槙野智章 生年月日:1987年5月11日 移籍先:サンフレッチェ広島→ケルン(ドイツ) 移籍日:2010年12月30日 かつて日本代表でレギュラーを務めていた槙野智章も短い期間ながら欧州移籍を経験している。 ジュニアユース時代から過ごしたサンフレッチェ広島でトップチームデビューを飾ると、2010シーズンにJ1リーグで自身初となるベストイレブンに輝いた。このシーズン終了後に渡欧した槙野は、練習参加したドルトムントとホッフェンハイムでは契約に至らなかったが、ケルンへの移籍を勝ち取った。 2011年1月29日に行われた第20節ザンクト・パウリ戦でCBとしてフル出場を果たした。しかし、この試合で3失点した影響もあってか、それ以降は一度たりとも先発の機会は訪れず、ベンチを温める日々が続いた。翌シーズンも構想外のような状況が続き、2011年の1年間でわずか247分間の出場に留まった。 出場機会を求めた槙野は、2012年1月にサンフレッチェ広島時代の恩師であるミハイロ・ペトロヴィッチが、新監督に就任した浦和レッズへの期限付き移籍を決断。1年ぶりにJリーグへと復帰を果たすと、試合勘不足を感じさせない好パフォーマンスを披露し、2013年1月にケルンから浦和へと完全移籍が発表された。
フットボールチャンネル