神奈川県が「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令 手洗いや衛生管理を呼びかけ
神奈川県は23日、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令した。1医療機関当たりの感染性胃腸炎の患者数が3週連続で増加したため。発令期間は来年の3月末まで。 県によると、11月18日から24日までの1医療機関当たりの感染性胃腸炎の患者数は2・73人だったが、その後3週連続で増加し、今月9日から15日までは5・15人となった。感染性胃腸炎の患者が増加してくると、その後にノロウイルス食中毒も増加傾向が認められるという。 発令は昨年よりも約1カ月半遅く、県では飲食店や食品などを取り扱う業者、消費者らに十分な手洗いや衛生管理の徹底などを呼び掛けている。 ノロウイルスは冬季を中心に急性胃腸炎を起こすウイルスで、感染すると下痢や嘔吐、発熱などの症状を起こす。乳幼児や高齢者では重篤な症状になる場合がある。感染力が強い一方、においや味、色ではわからないという。