肉バカ・小池克臣が推す「予約困難予備軍」の焼肉店はここだ! 歌舞伎町で食べられる「肉のサラブレッド」厳選の極上焼肉
お次は、絶対に外せないホルモン「シマチョウ」。牛の大腸で、こちらは脂がたっぷりとぶ厚いボリュームがしっかりあるタイプなのが特徴。うっすらとピンクめいてぷりっとした、鮮度が高く瑞々しいシマチョウに期待が高まる。「包丁入れも見事!」と、小池さんのお墨付き。
小池さん「ボリュームしっかりめのシマチョウは、食べ応えも抜群。オリジナルのザラメベースのタレに潜らせたっぷりと絡めて、脂の旨みと皮の食感を堪能します。
甘いけどスーッと消える後味の良さは格別。醤油とザラメを使ったしいたけベースの無化調ダレが秀逸! 店主が通う老舗の秘伝のタレのレシピがベースらしく、その店も訪問したくなるほど。」
ヘルシーに焼肉を食べられる! 変化球の洒落たメニューは、女性たちにも人気。大葉、かいわれ、みょうが、ねぎなどの香味野菜を焼肉で巻いて、とろろポン酢にダイブ。さっぱりとした味わいのイチボによく合う。仕入れや日によって部位が変わる楽しみも。
小池さん「さっぱりとした味の肉を活かす技に驚いています。
食感のバランスもとても良くて、肉の柔らかさと野菜のシャキシャキ感を、とろろのねっとり感が上手く繋げている感じが楽しめます。これお米にも合いますね。」
肉に合うサイドの「ネギ飯」も見逃せない。肉との調和を一番に考え、にんにくを使用しないさっぱりとしたネギが魚沼産コシヒカリの白米の上にトッピングされた一品。油で熱してから太白胡麻油と混ぜたしょうが風味のネギが、爽やかに食欲を掻き立てる。
小池さん「お肉とのバランスがちょうどよくて、ついバウンドさせたくなります。焼肉店の白米って侮れないですからね。妥協できないポイントでもあるので、細部まで肉好きの心を掴んでいく! 本当にいい店ですね~。」
「焼肉って大衆の食べ物」というマインドから、誰が来てもおいしい「80点の焼肉店を作りたい」と語る店主。最大公約数、喜んでもらえるちょうどいい塩梅を探り、大衆的な焼肉のスキマに、女性に喜ばれるイマドキなサイドメニューが入っているのも人気の秘訣だと小池さんは考察する。決してチェーン店っぽくはなくそれでいて「こんなにおいしくて7,000円!?」の満足度は格別だ。