肉バカ・小池克臣が推す「予約困難予備軍」の焼肉店はここだ! 歌舞伎町で食べられる「肉のサラブレッド」厳選の極上焼肉
人が好きなこともあり、今楽しくて仕方がない。業者ともウィンウィンになるような、長年の経験を活かした肉の仕入れや、国産・輸入にかかわらずいかに工夫して素材を高めておいしくした料理を、なるべく手頃な価格で提供できるか、最大限がんばっています。リピーターが多いのもうれしい限り。お客様に喜んでいただけたら本望です」(斎藤さん)
小池さん「斎藤さんがすべての仕入れを統括し、知識も含め、手を加える技のレベルがすごいんです! 例えるなら100点未満のものを100点以上に高めて、最高のものを作り出している。同業がたくさん通っているというのは、おいしい本物の証。それでいて1/3くらいのプライス感。それを新宿で実現できているのが素晴らしいです。」
小池さんおすすめの「オーダー必須」のメニューとは?
まず注文したいのが「特上生タン塩」。とにかく流通が品薄状態の昨今、こちらでは仕入れられる中で最高のクオリティのオーストラリア産を厳選。下処理がちゃんとされている品質の良いものだからこそ、ドリップもなく、状態が良いのだとか。だから、塩ダレでしっかりと揉みこみ仕込みに工夫を加えることで、最大限に素材の良さを引き上げている。
小池さん「筋がなく噛みやすい、サクサク食感が堪らない生タンは、塩ダレがよくなじんでいて、臭みも一切ない。和牛よりむしろ柔らかくて、本当においしくて好きです。正肉と内臓によって塩を変えているところにもこだわりを感じますし、シンプルにネギなしで旨い!」
国産和牛を使用した「ハラミスジ」は、ハラミ2本の間からぶら下がっているサガリの真ん中の筋部分のこと。通常の焼肉店ではなかなか出ない、肉通が好むレアなパーツ。食べやすいよう小さめにカットされ、さらに包丁仕事をきちんと施してあるところに店主のセンスがうかがえる。
小池さん「絶対ハラミは国産派の僕に刺さる一品。弾力、旨み、肉汁、どれをとっても最高な、お酒のアテにもなるかなりレアな部位がしっかりメニューに載っていることに驚きです。赤い肉部分はもはやおまけくらいの気持ちで、この筋が最高! 火を通すと湧き出してくる甘みと旨みのハーモニーに、和牛のおいしさが凝縮されていて病みつきになります。」