岩佐歩夢、F1アブダビGPでRBからFP1出走へ「また乗れることにワクワク」マクラーレン平川亮とコース上で競演
ヤス・マリーナ・サーキットで開催されるF1最終戦アブダビGPで、岩佐歩夢がフリー走行1回目にRBから出走することが決まった。 【動画】角田裕毅&岩佐歩夢が登場! 臨時講師として”古巣”HRSのスクール生とカートバトル ホンダ/レッドブル育成ドライバーである岩佐は、2022年と2023年の2年間F1直下のFIA F2に参戦し、1年目はドライバーズランキング5位、2年目には4位を獲得した。今年は日本のスーパーフォーミュラにTEAM MUGENから参戦しランキング5位となった。 岩佐は昨年のポストシーズンテストでF1初ドライブを経験し、今年はスーパーフォーミュラ参戦の傍ら、イギリス・ミルトンキーンズにあるレッドブル・レーシングのファクトリーでF1シミュレータドライバーを務めてきた。 今年の日本GPで岩佐は、RBの今季マシンVCARB01でF1公式セッションデビューを果たし、今回のアブダビGPで自身2度目のF1公式セッションに挑むこととなる。 岩佐は自身のInstagramを通じて、次のように意気込みを語った。 「今週末VCARB01にまた乗れることにとても、とてもワクワクしています」 なお、岩佐は日本GPでダニエル・リカルド(現在はリアム・ローソンがドライブ)のマシンを走らせた。各F1チームに義務付けられるルーキードライバー起用制度(選手権にエントリーされた各車両について、各競技参加者は1回に限り、選手権に おいて2回を超えて選手権決勝レースに出場したことのないドライバーを起用しなければならない )を消化するため、岩佐は今回のアブダビでは角田のマシンに乗ることになると思われる。 角田と岩佐がコースを共に走る姿を見ることはできないが、アブダビGPのFP1ではマクラーレンのリザーブドライバーを務める平川亮も出走予定。こちらは自身初の最新F1マシンドライブ、F1公式セッションデビューとなる。 コンストラクターズタイトルを争うマクラーレンにとって、平川がFP1で収集するデータは貴重なモノとなる。同時にRBもアルピーヌやハースとのコンストラクターズランキング6位争いで劣勢に立たされており、岩佐の貢献が期待される。
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