リーグワン神戸 震災30年の特別なシーズンで優勝を目指す
ラグビーリーグワンの神戸が7日、神戸市内で2024~25年のシーズン開幕前の会見を行った。昨シーズンは5位に終わりプレーオフ・トーナメント進出を逃したが、就任2年目のデイブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)は「9月の始動から、いい3カ月を過ごせている。昨季よりチームのレベルが上がっており、いい状態」と巻き返しに自信を示した。 今季は阪神淡路大震災から30年となるシーズンだけに、弘津英司チームディレクターは「特別なシーズンになる。ぜひリーグワン初優勝を決めて喜びを分かち合いたい。ラグビーを通じて感動と勇気を与えたい。皆さんに恩返しができれば」と力を込める。神戸市出身の日本代表・李承信も「目標はもちろん優勝。勝つことで神戸のラグビーをもっと知ってもらいたい」と意気込んだ。 スコットランド代表のフッカーであるジョージ・ターナーなど新戦力も加入。レニーHCは「相手がついてこられないような展開ラグビーをする。ミスを最小限に抑えて、チャンスを必ず仕留める」と攻撃的な戦略で頂点を目指すと強調する。 昨季に引き続き共同主将を務めるブロディ・レタリックは「ディフェンスでプレッシャーをかけて、いいアタックにつなげることを重視している。そこで昨シーズンとの違いを見せていきたい」とポイントを挙げた。 まずは開幕戦の静岡ブルーレヴズ戦(21日・ヤマハ)を制して勢いに乗りたいところ。トップリーグ時代の2018~19年シーズン以来となるV奪回へ、スティーラーズが熱い戦いを見せる。