ひみ寒ぶり大漁3681本 12年ぶり大台
●港町活気、売れ行き好調 氷見魚市場(氷見市)で25日、定置網に入ったブリ3957本が運ばれ、7キロ以上のブランド魚「ひみ寒ぶり」は3681本を数えた。1日で3千本超えは12年ぶり。本格的なブリの季節到来を告げる「寒ぶり宣言」が20日に出て以降、25日までに揚がった累計は6826本となり、港町が大漁に活気づいている。 市によると、1日当たりの水揚げの最多は寒ぶりの基準が4キロ以上だった2012年度の8893本。 漁協の担当者は好調な水揚げに「魚群がどかんときて、しっかりチャンスを物にできている」と話した。 氷見市島尾のスーパー「浜井フードセンター」は8~13キロの16本を仕入れた。店の浜井祐雄さん(83)は「たくさん揚がって驚いた。値段も安く、売れ行きも好調や」と声を弾ませた。 「ひみ番屋街」の通販ショップにも寒ブリの注文が続々と入っている。清水智世店長(36)は「年末の最終発送まで長く豊漁が続いてほしい」と願った。 市内では民宿や飲食店など25店が参加し、12月1日からひみぶりフェアが行われる。