仙台育英、龍谷大平安に快勝 8強出そろう センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第9日の28日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、8強が出そろった。昨夏の甲子園で東北勢初優勝を果たし、夏春連覇を狙う仙台育英(宮城)は6―1で龍谷大平安(京都)に勝って準々決勝に進んだ。第93回大会(2021年)以来、2年ぶりのベスト8入り。龍谷大平安は4年ぶりの8強入りはならなかった。 【龍谷大平安vs仙台育英を写真で】 仙台育英は第10日の準々決勝第4試合で、報徳学園(兵庫)と対戦する。 ◇ 仙台育英が足を使ったそつのない攻撃で快勝した。一回は安打に盗塁と暴投で好機を広げ、内野ゴロの間に1点を先取。四回は斎藤陽の内野安打を足場に好機を作り、湯浅の左前適時打で加点した。七回にも内野ゴロの間などで2点を加えた。右腕の湯田は低めへの制球力があり7回無失点。龍谷大平安は七回まで得点圏に走者を進められず、攻め手を欠いた。 ◇仙台育英・須江航監督のコメント 予想される展開の中では最高の試合ができた。6点も入ると思っていなかったので頼もしい限り。湯田の投球に加え、攻撃の思い切りの良さなど準備してきたことを徹底できた。逃げ切るために複数の投手を使いたかったので(救援した)田中も佐々木も十分期待に応えてくれた。