近江町市場に人波 カニやブリ、数の子品定め
近江町市場は30日、おせち料理の材料や正月用品を買い求める地元客で混雑し、年の瀬恒例のにぎわいを見せた。場内には従業員の威勢のいい声が響き、買い物客がカニやブリ、数の子などを品定めした。 鮮魚店「大松水産」では行列ができた。鵜飼修司社長(66)によると、今季の漁期が終わったコウバコガニの売れ行きが良いといい、「帰省客など地元の人で市場がにぎわっている」と話した。 名古屋市から帰省し、家族3人で訪れた会社員林智範さん(49)は、カニと刺し身のセットを購入し「家族でゆっくりと正月を過ごすつもりだ。今年は災害で大変だったが、来年はいい年になってほしい」と願った。