13年ぶり外国産馬制覇へ 6戦4勝の愛国産馬がエリザベス女王杯で戴冠狙う
新潟牝馬Sを制したホールネス(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)でGI初挑戦初制覇を狙う。 【写真】ホールネスこれまでの軌跡 ホールネスは父Lope de Vega、母Missunited、母の父Golanの血統の愛国産馬。父は10年の仏2000ギニー、仏ダービーの覇者。種牡馬としても大成功を収め、世界中でG1ウイナーを送り出している。また、半姉のイーグルスバイデイ(Eagles By Day)は20年に英G3・シルヴァーCを制している。 ここまで6戦4勝。デビュー2戦目から3連勝。格上挑戦の重賞初挑戦となったマーメイドSは健闘及ばず3着だったが、秋初戦となった前走の新潟牝馬Sを快勝。4歳秋でのオープン昇級を果たした。今回は初のGIチャレンジとなるが、まだ底を見せていないので不気味な存在といえる。 外国産馬の制覇となれば、エリザベス女王杯が古馬に開放された96年以降に限ると、11年のスノーフェアリー以来で13年ぶり4回目、外国馬を除いた外国産馬の制覇は02年のファインモーション以来で22年ぶり2回目となる。鞍上は初コンビの坂井瑠星騎手。人馬一体の走りで強敵撃破といきたい。