失意のオランダGPから巻き返せるか? 角田裕毅、RBホームレースへ向け“一番集中すべき問題”を明かす
F1は今週末に第16戦のイタリア・グランプリが開催されるが、これに向けてビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)の角田裕毅が意気込み等を語った。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅の車から離れたオフの表情を厳選して紹介! 先週のオランダGPでは、ポイント圏内が十分に望める11番手からスタートしたものの、「VCARB01」のペース不足や2ストップ戦略が奏功しなかったことで、角田は失意の17位に終わっており、ダブルヘッダーの2戦目となるモンツァでのレースで巻き返しを誓っている。 イタリア籍チームであるRBにとっては、イモラ(エミリア・ロマーニャGP)に続いてのホームレースということで、同じくイタリア在住の角田もいっそうの思い入れを抱いており、チームの公式サイト等を通して「モンツァはいつも特別な週末です。チームにとってもうひとつのホームレースであり、ファンからの多くのサポートが期待できるだけでなく、カレンダー上で最後の本当の高速サーキットであり、本当にユニークだからです」と語り、以下のように続けた。 「ダウンフォースがとても少ない状態で走るのは、いつもエキサイティングです。コース全体が完全に再舗装されているので、どのチームにとっても、どうなるか予想できない状況ですが、これまでよりもグリップが良くなり、それがタイヤのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。適切なセットアップを見つけるのは難しく、セッションごとにコースの状態がとても早く変化するでしょう」 彼は現在のVCARB01について、スポーツ専門サイト『sportskeeda』に対して「主な問題はスタートで、これを本当に改善しなければいけません。スタートを切った瞬間に少しスピードが落ちたように感じます。それが自分の問題なのか、技術的な問題なのかは分かりませんが、これまでのレースでも同様で、いつもはポジションを維持できたものの、オランダでは追い抜きを許してしまいました。夏の中断期間中に改善を試みましたが、今のところ上手くいっていません。なので、これが一番集中すべき問題です」と明かしている。 RBとしては、現在のポジション(コンストラクターランキングで6位)を守り、さらに上を目指す上で早急に解決しなければならない課題を抱えたまま、屈指のハイスピードレースに臨むことになるが、レーシングディレクターのアラン・パーメインは、角田も言及した再舗装について「従来はタイヤの摩耗や劣化が少ないレースだったが、新しい路面はこれを変えるかもしれない」との見解を示した。
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