ド軍に相次ぐ批判も「悪いことは何もしていない」 エース右腕が反論「どの球団もできる」
ド軍で増える後払い契約にグラスノーが言及「トレンドになると思う」
ドジャースのタイラー・グラスノー投手が、ポッドキャスト番組に出演。球団の選手契約で後払いが増えていることに賛同し、「多くのチームが採用するだろう」と予想している。 【写真】10年1020億円契約でも「誰も彼だと気づかない」 大谷翔平、ラフな姿で束の間のオフ満喫 右腕は9日(日本時間10日)、米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演。番組司会を務めるクリス・ローズ氏に「(最近)後払いについてよく議論されています。全チームに同じルールが適用されることは理解していることですが、ドジャースの(良好な)財政状況のおかげで他球団より恩恵を受けられます。彼らは駄々をこねているだけでしょうか?」と問われた。 右腕は「(不満がでるのは)理解できるよ。でも、どの球団だって後払いならできる。(少額でも)後払いによって投資に回すことができる。球団経営しているのであれば普通の人よりも投資の仕方を知っているはずだ」と指摘。「(球界全体の)トレンドになると思うし、多くのチームが(今後)採用するだろう。(選手は)今支払われなくても、高い年俸を望んでいるからね」と述べた。 続けて「正直言って、これは良い戦略だと思うよ。(ドジャースは)何も悪いことはしていない。いいビジネスをしているだけだ。(ドジャースだけでなく)他球団だって採用ができるからね」とも。「後払いが原因で嫌われていると思いますか?」との問いに「スーパースターが多く揃っていていいチームだから、(後払いの件がなくても)嫌われていると思うよ! しかも(本拠地が)ロサンゼルスだから、地元愛がある人からすれば(街自体が)嫌いかもしれないね! でも、スポーツには悪者が必要だよ」と答えた。 ドジャースは今オフ、FAとなったブレイク・スネル投手と5年総額1億8200万ドル(約275億円)、トミー・エドマン外野手とは5年7400万ドル(約112億円)で契約合意に達し、スネルは6200万ドル(約94億円)、エドマンは2500万ドル(約38億円)が後払いとされている。 他にも大谷が6億8000万ドル(約1028億円)、ムーキー・ベッツ内野手は1億1500万ドル(約174億円)、フレディ・フリーマン内野手は5700万ドル(約86億円)、ウィル・スミス捕手が5000万ドル(約76億円)、今オフFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手は850万ドル(約13億円)が後払いになっている。ドジャース以外にもラファエル・デバース内野手(レッドソックス)、フランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)、エドウィン・ディアス投手(メッツ)らが後払い契約を結んでいる。
Full-Count編集部