秋のむくみは放置すると太りやすくなる?忙しい40代・50代向け!老廃物を流す「寝たまま脚ほぐし」
1日中活動して、夕方になると脚がパンパン……。「体質だから」と諦めていませんか? 実は秋はむくみが出やすい季節。放っておくと脚が太くなったり、体の不調の原因に。簡単ストレッチでこまめに対策をしましょう。 *写真で詳しいやり方を見る→忙しい40代・50代向け!老廃物を流す「寝たまま脚ほぐし」 ■そもそもむくみとは? むくみとは、体に余分な水分や老廃物がたまっている状態です。 私たちの体を流れている血液は、栄養素や酸素など体に必要なものを体の隅々まで届け、二酸化炭素や老廃物を回収する働きをしています。心臓から送り出された血液は、動脈を通って体の末端まで張り巡らされている毛細血管まで達すると、血管から栄養素や酸素を含んだ水分がしみ出し、細胞に渡されます。同時に、細胞から二酸化炭素や老廃物を受け取り、静脈やリンパ管を通って心臓に戻り、また心臓から血液を送り出すという循環を行っています。 ところが、何らかの原因によって血管から染み出る水分量が多い、逆に血管に再吸収される量が少ないと、余分な水分や老廃物が皮膚の下にたまってしまい、むくみを引き起こしてしまうのです。 ■■1日の気温差が大きい秋はむくみやすい 秋は昼と夜とでは気温差が大きく、体が冷えて血行不良になりやすい季節です。また気温差が大きいと自律神経が乱れやすくなり、血行不良につながります。一方まだまだ汗ばむ日もあり、薄着で過ごしたり体を冷やす飲み物や食べ物を摂りすぎてしまうことも原因の一つです。 また、夏の習慣のままシャワーだけで湯船につからない生活を続けていることも、体が温まりきれず血行が悪くなり、むくみにつながってしまう原因となります。 ■■むくみ対策に大切なこと むくみは、塩分や糖分のとりすぎや寝不足、運動不足、冷え、ストレスなども原因となります。むくみをそのまま放置していると、体内に余分な水分や老廃物が溜まって代謝が衰え、痩せにくい体になる可能性もあります。生活習慣を見直し、むくまない習慣を毎日の生活の中に積極的に取り入れましょう。 その中でも大切なのは、適度な運動です。特に脚の筋肉は血液を心臓に戻すポンプの役割をしているため、筋力が低下すると血液の流れが停滞し、むくみやすくなります。座りっぱなし、立ちっぱなしにならないようこまめに動く、足首を動かす、かかとを上げ下げするなど、普段から意識して過ごしましょう。 ストレッチをする場合は、脚の付け根、膝の裏側、足首のリンパ節を意識してください。これらの部分をしっかり伸ばすことで、余計な水分や老廃物が流れやすくなります。 ■忙しい隙間時間にできる!むくみ対策ストレッチ 1.仰向けになり、右膝を抱え胸へ引き寄せ、つま先をゆっくり5回曲げ伸ばしする。 2.足首を内側と外側に5回ずつ回す。膝を胸へ引き寄せ、30秒キープ。脚を入れ替え、反対側も行う。 3.両膝を立て、右脚を真上に伸ばし両手で腿裏をつかむ。かかとはしっかりと蹴り出して。 4.余裕があれば左脚を床に伸ばす。30秒キープし、脚を入れ替えて反対側も行う。 ライター/ひるかわえみこ(ヨガ講師)
ひるかわえみこ