【陸上】三浦龍司が北の大地で快走 メダルが目標のパリ五輪へ「今回のレースは弾み」
北海道で行われる陸上競技・中長距離のシリーズ戦、ホクレン・ディスタンスチャレンジの第4戦深川大会が7月17日に深川市陸上競技場で開催され、男子5000mには、パリ五輪・男子3000m障害日本代表の三浦龍司選手(SUBARU、順天堂大学OB)が出場しました。 【画像】パリ五輪の参加標準記録を突破したときの三浦龍司選手 三浦選手は、7月7日のダイヤモンドリーグ第8戦パリ大会では、専門の3000m障害でサードベストとなる8分10秒52の好記録で7位に入っています。この大会でも好調ぶりを示しました。 最もペースが速い男子5000mA組に登場した三浦選手は、外国人選手で形成された先頭集団にはつかず、第2集団でレースを進めました。第2集団は13分40秒に設定されており、ペースメーカーと赤いペーシングライトに合わせて、快調にペースを刻みました。 三浦選手が動いたのは残り1000mでした。「今回はラスト1000mのビルドアップに注力していました」と振り返るように、一気にペースアップ。4000mまでは2分44秒~46秒のペース設定に合わせて走っていましたが、ラスト1000mは2分32秒まで上げました。ラスト400mはさらにペースを上げて、13分31秒61でフィニッシュし、日本選手トップの6位に入りました。 「レース展開も良く、手応えのあるレースができました。パリ五輪はメダルを大きな目標としており、そこに向けて、努力はしてきたつもりです。今回のレースは弾みになったと思います」 三浦選手は、2021年の東京五輪は7位入賞、23年のブダペスト世界選手権は6位入賞と、いずれも日本選手としての初めての偉業を成し遂げ、3000m障害の歴史を切り開いてきました。今回のレースで自信を深め、メダル獲得を目標に掲げるパリ五輪へと向かっていきます。