「戒厳令」全斗煥元大統領を称える公園、廃止を…韓国6万人超が国会請願に同意
【12月10日 KOREA WAVE】韓国でかつて戒厳令を宣布したチョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領の号を冠した「日海(イルヘ)公園」の廃止を求める請願が国民5万人以上の同意を得て、国会に送られることになった。 国会国民動員請願ホームページによると、「チョン・ドゥファンを称える公園の廃止および関連法律の制定を求める請願」が9日午前5時30分時点で6万3368人の同意を獲得した。 請願が国会常任委員会に回付されるためには、5万人以上の同意が必要で、すでにこの条件を満たしている。同意期間は請願公開から30日以内で、締切は今月15日までとなっている。 請願者は「いまだにチョン・ドゥファンを称える公園が存在し、その犯罪を美化し、独裁を正当化するために国民の税金が浪費されている」と訴えた。 日海公園はチョン元大統領の故郷である慶尚南道陜川郡に2004年に造成された。当初の名称は「新千年生命の森」だったが、2007年に現在の名称に変更された。この名称変更に反発して「生命の森を取り戻す陜川郡民運動本部」が設立され、請願活動を進めてきた。 同運動本部は「ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の非常戒厳宣言を契機に、歴史を振り返り、全ての人が声を一つにする機会が生まれた」と述べた。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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