山内日菜子「信じられない…」ファイナルQT参戦覚悟から一転!涙の1年8カ月ぶりV/国内女子ゴルフ
伊藤園レディス最終日(10日、千葉・グレートアイランドC=6769ヤード、パー72)首位と1打差の4位で出た山内日菜子(28)=ライク=が67で回り、通算14アンダーでツアー2勝目を挙げた。 【写真】表彰式でのスピーチで涙を見せた山内日菜子 昨年の初V以来、1年8カ月ぶりの優勝。山内は「信じられない」と表彰式で涙がにじんだ。 13アンダーで安田祐香と並んでいた17番(パー3)。第1打をグリーン右奥に外したが、カラーから20ヤードを決めるチップインバーディーで抜け出した。「狙い通り。自分でも鳥肌が立った」と振り返った一打で、そのまま逃げ切った。 昨年3月の「アクサレディス」で史上初めて主催者推薦から初優勝。しかし今季は前週まで予選落ちが16度など不振で、メルセデスランク73位とシード圏(50位以内)の外にいた。来季出場権を懸けたファイナルQT(最終予選会)参戦を覚悟していたが、これで来季シードを確保。28歳は地元・宮崎での今季最終戦「JLPGAツアー選手権リコー杯」の出場資格もつかみ、「まさか、リコーが入るなんて思わなかった」と笑みが弾けた。(阿部慎) ♥2打及ばず2位で初優勝はならなかった辻梨恵 「後半盛り返したのは褒めてあげたい。すごくいい経験になったし、いい学びになった」 ♥同じく2位で2勝目を逃した安田祐香 「悔しさが大きいが、いいゴルフを初日できたので手応えがあった。状態はいいと思うので、あと2試合頑張りたい」