ボーダーライン上の2人 勝みなみの“行きたい”と吉田優利の“行きたくない”
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 事前(12日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70) 【画像】アメリカでも“ファンサ”は忘れない原英莉花 それぞれ異なるものの、今大会の成績次第で次週以降の予定が変わってくる。 年間ポイントレース(CMEグローブ ポイント)でフルシード獲得ライン上の80位にいる勝みなみは「来週のCME(最終戦)は諦めていない。しっかりいいプレーをして来週出られるように頑張りたい」と意気込む。最終戦に出場できるのはポイント上位60人に限られる。現在60位のステファニー・キリアコウ(オーストラリア)とは274.216ptの差があり、大会2位以上が最低条件になる。 今大会は昨年に続く2度目の出場で、前回は7位フィニッシュ。トップ10入りしたコースに好印象を持っており、「(1カ月前の)ハリケーンで水没したとかいうことも聞いていたけど、コンディション良くて。グリーンも仕上がっている」。水を吸った影響か、グリーンは少しだけ軟らかく感じるという。 前週はツアーでも珍しいパスパラム芝が使用されたコースでグリーン上に苦戦。今週はバミューダ芝に変わって「先週よりは(ラインが)読みやすいかなと思うので、しっかり自分の思ったところに出したい。ちょっと考えすぎる部分があるのでパッと決めたところに打つっていうイメージを持ってやりたい」と心に誓った。
吉田優利はランク100位で、ある程度の出場が見込まれる“準シード”のボーダーライン上にいる。今大会を終えた時点でランクが下がっていれば、12月の最終予選会に回らなければならない。今夏から覚悟はしてきたが、100位以内をキープできればわざわざ会場のアラバマ州まで行かなくて済む。 前週の「ロッテ選手権」では優勝争いを演じて5位。今週も「ショットでチャンスにつけられたらうれしい。いいリズムで回りたいし、どれだけ自分が上に行けるか分からないけど、しっかりいいゴルフをしたい」と声のトーンは一週間前と変わらない。緊張感はまだなく、「しっかり準備をして。緊張したら、緊張したなりにプレーができれば」と練習グリーンに向かった。(フロリダ州ベルエア/石井操)