職人の離職、工期の遅れ… 建設業界「2024年問題」によって何が起こる? 専門家が解説
◆「工期の遅れ」が恒常的に?
ユージ:建設業の2024年問題は、私たちにどんな影響がありそうですか? 塚越:このままですと、労働時間の制限によって建築の工期が、これまでよりも長くなります。資材高騰もあり、現在問題になっている「EXPO 2025 大阪・関西万博」の「パビリオン工事の遅れ」のようなことが、今後も起きるかもしれません。 工事期間内の対応はこれまで通り業界全体として厳しいのですが、労働環境を変えないといけないということは、我々全体で考えないといけません。建設業界の労働環境の変化によって、工事期間が延びることなどを我々も意識しなければいけないと思います。 ユージ:僕の友人も現役で建設業界で働いていますけど、やはり人手不足に相当悩んでいますね。いろいろと見直しが必要になってきそうですね。 (TOKYO FM「ONE MORNING」2024年3月7日(木)放送より)