300年間沈黙の富士山 巨大地震で噴火誘発か?
富士山の下にマグマが…
このことは、本来がスムーズに本州の下に沈み込むはずのフィリピン海プレートが、富士山や箱根山、伊豆半島で本州に引っかかっていることを示す。ところがフィリピン海プレートは、それにも拘わらずグイグイ押してくるので、伊豆半島や伊豆半島近海では群発地震がしばしば起きている。さらに南に連なる伊豆大島や三宅島、八丈島などでも時々火山活動が活発化し、昨年11月からは西之島の“新島”も海底火山の噴火で形成されつつある。フィリピン海プレートの沈み込み場所が2つに分かれることで、伊豆半島から富士山にかけての裂け目ではプレート深部のマントルで発生したマグマが上昇しやすく、富士山の地下深くにどんどん溜まっているとの見方もあるようだ。 これまで富士山の噴火に関しては、「20××年○月に大噴火!」などといった“占い”や“予言書”なるものがたびたび出版され、ことごとくデマだったことが証明されてきた。これからは歴史や東日本大震災の体験を教訓に、「では、どうするか?」といった、しっかりした防災面からの論議、早急な対策が求められている。 (文責/企画NONO)(動画制作:TOMOニュース)