得意舞台の京阪杯で一発をもくろむエイシンスポッター

［ＧⅢ京阪杯＝２０２４年１１月２４日（日曜）３歳上、京都競馬場・芝内１２００メートル］ 　ジャパンカップデーの最終レースといえば京阪杯。この秋から搭載された東スポ競馬Ｗｅｂの「記者メモ」から浮上した馬がいる。まずは前走のスワンＳで１０着と大敗したアグリ（牡５・杉山晴）だ。先週のメモにはこうある。 「スワンＳは直線に向いたときは勝ったかな、と思ったくらいでしたけど最後は止まってしまった。鞍上（Ｃ・デムーロ）は香港で乗ったときよりも馬は良くなっていたと言っていましたけど、１２００メートルっぽくなっているとも言っていたので今回は距離を短縮」と担当の佐々木助手 　もともと１４００メートルで一度も３着を外していなかった馬が、初めて着外に敗れた理由がよく分かる。人気を落としそうな実力馬は狙い目だ。 　一方、陣営のコメントから「ここ勝負」が伝わってくるのはエイシンスポッター（牡５・吉村）。中間、担当記者は吉村調教師からこんな話を聞いている。 「京都芝１２００メートルがベストと思っている馬。今の京都は外差しが決まるようになってこの馬向きになっている」 　今週の厩舎コメントに「ＧⅢくらいならタイトルに手が届いていい」とあるが、このコメントは条件と舞台が揃っているここしかない！と裏読みできる。なお、乗り替わりになるが、「癖もなくて乗りやすいので初コンビのドイルも問題ないと思う」と吉村師。ズバリ、買いだ。