車いすテニス金の18歳小田凱人「凱旋」の漢字書けず苦笑い「凱は凱人の凱だけど…」パラ王者としてジャパンOP出場へ
今夏のパリパラリンピックの車いすテニス男子シングルスで金メダルを獲得した小田凱人(ときと、18)=東海理化=が23日、出場予定の木下グループ・ジャパン・オープン(25日開幕、有明コロシアム)を前にセンターコートで行われた錦織圭(34)=ユニクロ=とのスペシャルトークショーに出席した。 【写真】ボードにひらがなを記入する決定的瞬間 森永製菓が用意したinゼリーのボードには、それぞれが大会に向けたメッセージと自身のサインを記した。錦織が「全力」と書いたのに対し、小田は「がいせん!!」と平仮名で記入。思わず首をひねったが、「凱旋の漢字が出てこなくて(笑)。凱旋の凱は凱人の凱(とき)だけど」と苦笑いしつつ、「パリの前から金メダルを取ってここ(ジャパン・オープン)に来たいと思っていた」と悲願成就に胸を張った。 小田はジャパン・オープンで、22年大会は決勝で国枝慎吾に敗れ準優勝。昨年大会は初制覇を果たした。パラリンピック王者となっての凱旋試合で2連覇を狙う18歳は「日本だとただ試合するだけじゃなくて、何か(普段と)違うことをしようかな」と国内ファンに向けて予告。また、勝手知ったるホームでの大会となるだけに「(日本は)寿司、ラーメンがあるので(大会中に)食べたい」と笑いを誘った。