「大谷翔平へのブーイングは、エンジェルスとドジャース・ファンの声援にかき消された」エ軍地元紙が“凱旋試合”を回顧「打席に立つたびに歓声が」
現地9月3日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でロサンゼルス・エンジェルスとの“フリーウェイ・シリーズ”2連戦の初戦に臨み、延長の末6ー2で勝利した。 【動画】大谷の第1打席で、エンジェルスのファンがスタンディングオベーション! 古巣対決となった大谷翔平は「1番・DH」で出場。1死一塁で迎えた3回の第2打席で右翼線に強烈な適時三塁打を放つなど勝利に貢献している。 エンジェルスの地元紙『Orange County Register』は、公式戦で初めてエンジェル・スタジアムに凱旋した大谷に注目。「“オオタニ・ショー”は、少なくとも半分のファンが青いユニホームを着ており、ショウヘイが打席に立つたびに球場は揺れた」と伝えた。 大谷のエンジェル・スタジアム凱旋に関しては、戦前からファンの間で議論が巻き起こっていた。在籍6年間の感謝を示すスタンディングオベーションなのか、またはライバル球団に移籍した元所属選手としてブーイングを浴びせるのか。 エンジェルスは球団として大谷の帰還を歓迎。SNSにエンジェルス時代の大谷フォトをつなぎ合わせた特別動画をアップし、大谷の第1打席ではスクリーンに「Welcome Back SHOHEI OHTANI(おかえり、ショウヘイ・オオタニ)」と掲示した。 試合では大谷にブーイングを浴びせたファンもいたという。しかし、同紙は「オオタニにブーイングを浴びせた一部のエンジェルス・ファンの声は、オオタニを称えるエンジェルスとドジャース・ファンの声援によってかき消された」と振り返っている。 「スタジアムの観客の多くは青いユニホームを着ていたが、オオタニが打席に立つたびに歓声が挙がり、3回の三塁打の際には、“MVP! MVP!”と連呼した」 エンジェルスを退団してドジャースに移籍した大谷に対する不満の声は、大谷を称賛する大声援の前には無力だったようだ。 構成●THE DIGEST編集部
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