今なら渋谷で「なりたい自分を、見つけられる?」 日本HPがAI PCだけをそろえて体験にこだわる理由
日本HPが12月2日まで、東京都渋谷区の「b8ta Tokyo - Shibuya」で同社最新のノートPCを展示中だ。この「HP AI ラボ in 渋谷」と題されたイベントは、「なりたい自分を、起動しよう。」をタグラインとしたもので、同社製のノートPCやゲーミングPC、ゲーミングデバイスといった実機に触れることができる。 【写真】会場に並ぶ「AI PC」
「AI PCだけ」を使ってクリエイター体験を
会場はワンフロアーで、その半分程度がHP AI ラボになっており、コーナーごとに展示内容が異なっている。順路としては、設置されたAI PCの質問に答える形で「あなたのクリエイタータイプ」を診断してもらい、それに基づいて「音楽クリエイター」「動画クリエイター」「イラストレーター」としてアプリを動かしたり、イラストを作ってみたりという体験を行う。 他にも、同社のゲーミングPC「OMEN」やゲーミングデバイスであるHyperXブランドのマイクやキーボード、液晶ディスプレイでレーシングゲームの配信を味わったり、最後には自分がイメージしたクリエイターの人物像まで作ってくれたりする。 と、ここまでの話だと、“ありがち”なAIもののイベントに思われるかもしれない。 しかし、今回の肝は全て「AI PCだけ」を使ってクリエイター体験をできるというところにある。会場にはペンやペンタブレットもないし、楽器のキーボードもない。来場者はAI PCと“対話”するだけでイラストを作成したり作曲したりといったことを楽しめる。 この狙いについて、同社は「PCなどを利用して誰もがインターネットを使って稼げる、いわゆるクリエイターエコノミーが形成される一方で、そこに向けて何をやるのか、最初の一歩が分からないという声を非常に多く耳にします。そこで、それを簡単に体験できる場を作るためにHP AI ラボ in 渋谷を展開しました。ぜひ、AIを活用して職業診断を行い、擬似的なクリエイターとしてきっかけをつかんでいただければ」と狙いを語る。 そのような経緯もあり、設問の内容は至って緩く、用意された選択肢を選んでいくだけでいい。すると、前述の3つのタイプのどれかに診断され、該当コーナーにあるアプリを体験して深掘りしていくという流れだ。 会場にあるPCは、いずれも同社のノートPC「HP Envy x360 14(Intel)」や「HP OmniBook Ultra 14(AMD)」といった最新の「新しいAI PC(Copilot+ PC)」で、きちんとCopilotキーが用意されている。このCopilotキーがAI体験への入口であり、Copilotと対話していくことになる。
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