入社2年でリーダー、先輩の提案却下も。“ニッチ”で勝負する宮崎のエア遊具レンタル会社の、新商品生み続ける社風
社内では3カ月に1度、自分の目標を達成したり、意欲的な取り組みをしたりした社員をMVPとして表彰しています。その際、社員の能力の高い、低いではなく、やるべきことをどれだけやったかを重視するそうです。山元さんは、ケンタッキー・フライド・チキンを創業したカーネル・サンダースの言葉「できることはすべてやれ。そしてやるなら最善を尽くせ」を指針としているといいます。 山元 「意見だけを口にする傍観者ではダメ。自ら責任をもって矢面に立って働かないと。その姿勢を身に付けてほしい。いったんウチの会社に在籍した以上、仮に他社に移ったとしても堂々と活躍できるような人材に育てたいんです。 今、社員を一気に増やせば、売り上げが急増するのは目に見えています。でも、例えばコロナのような不測の事態でシナリオが狂ったとき、社員を抱えきれなくなるかもしれない。会社の都合で社員に辞めてもらうという事態は、絶対に避けたいんです。一人ひとりを大事に育てているわけですから」 【編集部注:記事内の肩書や情報は、取材時(2023年4月)のものです】 取材・文・撮影:佐藤修史 編集:中村信義 デザイン:山口言悟(Gengo Design Works)