白山覆う「立冬」の寒気 各地、今季最低
暦の上で冬の始まりとされる「立冬」の7日、石川県内は寒気が流入して冷え込み、最高気温は金沢11.0度、輪島12.1度となるなど多くの地点で12月上旬並みとなった。朝の最低気温は7地点で今季最低を更新した。 県自然解説員の宮下由美子さん(57)=加賀市動橋町=は同日、白山(標高2702メートル)に登り、室堂周辺が薄く雪に覆われている様子を撮影した。積雪は深い所でも3センチ程度で、日が当たるとあっという間に溶けて消えていったという。宮下さんは「降雪が例年より1カ月ほど遅れているのではないか」と話した。 金沢地方気象台によると、8日の県内は高気圧に覆われて晴れるが寒気は残り、最高気温は金沢16度、輪島15度を予想している。