【65歳以上】年金暮らし夫婦のお金事情「1カ月いくらで生活してる?」生活費と年金額はどのくらいあるのか
夫婦でいくら受け取れる?パターン別に「年金額例」をチェック
では最後に、夫婦の現役時の働き方別に「年金額例」を確認していきましょう。 厚生労働省は、「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点」にて収入や働き方別に、夫婦世帯の年金額例を掲載しています。 ●共働き世帯の「老後の年金額例」を確認 ・夫が報酬54万9000円+妻が報酬37万4000円:33万4721円 ・夫が報酬43万9000円+妻が報酬30万円:24万9777円 ・夫が報酬32万9000円+妻が報酬22万5000円:25万5232円 ・夫が報酬54万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:28万4588円 ・夫が報酬43万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:26万967円 ・夫が報酬32万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:23万7346円 ・妻が報酬37万4000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:24万7101円 ・妻が報酬30万円+夫が短時間労働者の平均的な収入:23万978円 ・妻が報酬22万5000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:21万4854円 ・夫婦ともに短時間労働者だった場合の平均的な収入:19万6968円 ●片働き世帯の「老後の年金額例」を確認 ・夫が報酬54万9000円+妻が国民年金のみ加入:25万4104円 ・夫が報酬43万9000円+妻が国民年金のみ加入:23万483円 ・夫が報酬32万9000円+妻が国民年金のみ加入:20万6862円 ・妻が報酬37万4000円+夫が国民年金のみ加入:21万6617円 ・妻が報酬30万円+夫が国民年金のみ加入:20万494円 ・妻が報酬22万5000円+夫が国民年金のみ加入:18万4370円 夫婦ともに国民年金・厚生年金に加入している場合、比較的多くの年金を受け取ることができ、夫婦で合計約33万円を受け取れるケースもあります。 しかし、これは夫婦2人分の合計額であり、1人分にすると「約16万円」となり、現役時の収入と比較すると決して高額とは言えません。 老後の家計収支シミュレーションをしたい方は、より正確なご自身の年金見込額を確認できる「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」の活用をおすすめします。