20歳で難関最終プロテスト4度目「もうベテランの感覚」 逸材揃う03年度生まれ、都玲華が首位発進
JLPGA最終プロテスト
2024年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストが29日、茨城・大洗GC(6602ヤード、パー72)で初日を迎え、105人が出場した。都玲華が4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーの首位発進。4度目の最終プロテスト受験となる20歳は「まだ3日あるので気は抜けないけど、少しホッとしています」と笑みを浮かべた。プロテストは11月1日まで4日間行われる。 【動画】「アクセス過多も無理はない」 原英莉花ら人気女子ゴルファーが続々“ご挨拶”する実際の映像 インスタートの都は17番パー4で最初のバーディーを奪って勢いづき、後半1番パー4まで3ホール連続でスコアを伸ばした。3、4番で一転連続ボギーとなるも、5番パー4では残り180ヤードからのセカンドショットでピンまで1.5ヤードにつけてバーディー。風に悩まされながらも好スタートとなり「もったいないところもあったけれど、点数で言うと70~80点」と満足げだ。 4度目の最終プロテスト受験。4日間を戦い、20位タイまでしか合格できない難関だが「去年までは緊張もあった。今年は4回目なので、ベテランくらいの感覚」と笑う。4月のステップ・アップ・ツアー「大王海運レディスオープン」では史上6人目のアマチュア優勝を達成。最終プロテストから受験可能となった。 2003年度生まれで、同世代にはメルセデス・ランキングで首位を走る竹田麗央のほか、櫻井心那、川崎春花、神谷そら、尾関彩美悠ら既にプロとしてツアー優勝を経験している選手も多い。都も今月の富士通レディースで21位になるなど、JLPGAツアーでも経験を重ねてきた。「課題にしてきたことはクリアできていることも多い。そこに自信を持てている」。テーマはゴルフ力の向上。調子が悪い時、いかにスコアをまとめられるかを考え、オフから取り組んできた。 初日を終え、都を含む6人が首位で並ぶ混戦となっている。「スコアは団子状態なので、少しでも変わると順位も結構変わる。意識せず、自分のやるべきことに集中できれば」と意気込んだ。
THE ANSWER編集部