今季は昨季よりも負傷者が減少? プレミアで最も負傷者の多いチームも判明
今シーズンのプレミアリーグで最も負傷に苦しんでいるチームが明らかになった。10日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 2024年のバロンドールを受賞したスペイン代表MFロドリ(マンチェスター・シティ)が右ひざ前十字じん帯および半月板を損傷し、長期離脱を余儀なくされているほか、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーア(アーセナル)が離脱したことでチームに大きな影響を与えるなど、今シーズンもプレミアリーグでは選手の疲労や負傷者などに注目が集まっている。 このような状況から、『BBC』は『Premier Injuries』からデータを引用し、どのチームが最も負傷に苦しめられているのかを検証。12月10日までとなるデータの結果、最も影響を受けているのは現在リーグ7位のブライトンで、次いで18位のイプスウィッチ、11位のトッテナムであることが明らかになった。 なお、ハムストリング関連の負傷は53件あり、全体の約4分の1(24%)を占め、すべての筋肉系の負傷は約42%を占めているという。そのほか、足首/足が34件、ひざが26件、そけい部/骨盤が23件、ふくらはぎ/かかとが21件などと報告されているようだ。 それでも、昨シーズンの同じ時期と比較すると全体的な負傷者の数字は実際には減少している模様で、『Premier Injuries』のベン・ディナーリー氏によると、「前年比ではケガの件数は約20%減少し、クラブの負担、つまりケガをした選手が欠場する日数は約30%減少した」ことが伝えられている。 また、今シーズンも負傷者が続出しているイメージがあるが、ディナーリー氏は「おそらく負傷者増加という話はロドリのような高ステータスの選手の重傷が目立つことや、一部の著名な監督によって広められているのだろう」と指摘。「負傷者が多いにもかかわらず、チームが好調を維持しているのは、強さと厚みのあるチームを編成した証なのかもしれない」とプレミアリーグを戦う上では選手層の厚さも重要なことだと語っている。 今シーズンここまでのプレミアリーグで負傷者に苦しんでいるチームのランキングは以下の通り。 ※カッコ内は(リーグ順位/負傷者数/欠場総日数) 1位 ブライトン(7位/17人/638日) 2位 イプスウィッチ(18位/17人/530日) 3位 トッテナム(11位/16人/408日) 4位 アーセナル(3位/16人/406日) 5位 アストン・ヴィラ(6位/15人/319日) 6位 マンチェスター・シティ(4位/14人/372日) 7位 クリスタル・パレス(17位/11人/444日) 8位 リヴァプール(1位/11人/382日) 9位 サウサンプトン(20位/11人/343日) 10位 マンチェスター・ユナイテッド(13位/11人/265日) 11位 レスター(16位/11人/247日) 12位 ウルヴァーハンプトン(19位/10人/350日) 13位 ニューカッスル(12位/10人/252日) 14位 エヴァートン(15位/9人/287日) 15位 フルアム(10位/9人/246日) 16位 ボーンマス(8位/9人/227日) 17位 ブレントフォード(9位/8人/286日) 18位 チェルシー(2位/8人/234日) 19位 ノッティンガム・フォレスト(5位/6人/298日) 20位 ウェストハム(14位/5人/141日)
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