黒船以来の「アメリカ型技術覇権主義」は限界に来ている
ペリー提督の遠征が示したように、テクノロジーは国家の軍事的主権のバックボーン。その技術的優位性のおかげで、アメリカは世界をリードする軍事大国となった(イラスト:よったん / PIXTA)
アメリカ主導によるテクノ・コロニアリズム(技術植民地主義)が台頭していることに警鐘を鳴らすコラム。本コラムの著者は2人。1人目はアマデウス・キャピタル・パートナーズの共同設立者であるヘルマン・ハウザー氏。同氏は、欧州イノベーション協議会のメンバー。もう1人のハゼム・ダニー・ナキブ氏は英国規格会議のデジタル戦略アドバイザリーグループのメンバーであり、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの名誉上級研究員。今コラムは、欧州の知識人の間で共有されている、アメリカの対中政策批判の典型といえるだろう。原題は The Rise of Techno-Colonialism © Project Syndicate 1995-2024
本文:3,154文字
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ヘルマン・ハウザー,ハゼム・ダニー・ナキブ