【速報】2025年新型パニガーレV2は全面刷新、ドゥカティのツイン史上最軽量エンジンで驚異の17kg減を達成した!
ドゥカティが誇るピュアスポーツ=パニガーレシリーズの次兄である「パニガーレV2」がフルチェンジを敢行した。890cc90度Vツインは新作で、パニガーレ史上で最も軽い車重を実現。可変バルタイや両持ちスイングアーム、V4譲りの新デザインなど全身が進化している。兄弟車の「ストリートファイターV2」も同様に変更された。 【画像】2025年新型パニガーレV2をギャラリーで見る(21枚) 文/Webikeプラス 沼尾宏明
ついにエンジンを専用設計、兄貴分イメージのデザインも獲得
ドゥカティは最高峰の「スーパーバイク」シリーズに大排気量モデルと、その小排気量バージョンをラインナップしてきた。現在はV型4気筒1103ccのパニガーレV4、90度V型2気筒(Lツイン)955ccのパニガーレV2を設定している。 従来のパニガーレV2を含め、歴代スーパーバイク系の次兄はトップモデルのLツインエンジンがベースだった。そのためエンジンは大きく重かったが、ついに2025年型では初めて弟分用にエンジンを専用設計。心臓部はもとより、車両トータルで17kgもの軽量化に成功した。合わせてシャーシや外装も全面的に刷新している。
Vツインは9kg軽くコンパクトに。可変バルタイも導入した
完全にゼロから設計されたV型2気筒は同社のツインエンジン史上最軽量で、重量はわずか54.4kg。従来エンジンのスーパークアドロより最大で9kg軽く、スクランブラーに搭載されるVツイン(テスタストレッタエボルツィオーネおよびデスモドゥエ)よりも約5.8kg軽い。 排気量は従来の955ccから890ccにダウン。ボア×ストロークは100× 60.8mmから96×61.5mmとした。吸排気バルブは同社自慢の強制開閉機構=デスモドロミックではなく、新開発したスプリングによるバルブ開閉機構を採用。さらに吸気側に可変バルブタイミングの「IVT」を導入し、トルクフルな低回転域と高回転パワーを両立する。ドゥカティ初の中空チタンバルブもトピックだ。 最高出力は従来型より35PSダウンの120PSとなるが、サーキットでのタイムは新型の方が上回るのだ(詳細は後述)。なお、チタン製サイレンサー&カーボン製エンドキャップのテルミニョーニ製レース管を装着すると6PS&0.5kg-mアップし、4.5kg軽量化できる。
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