宇宙やロケット、工場見学…「相模原市」の“学べる”おすすめスポット3選[FRaU]
SDGs達成のために、すぐれた取り組みを行う自治体を内閣府が認定する「SDGs未来都市」。神奈川は、県のほか6つもの市町が選ばれている珍しい県です。今回、注目するのは、豊かな自然と都会の魅力が、バランスよく調和した相模原市。SDGsをみんなに理解してもらいたいと、さまざまな工夫を凝らしています。訪れるだけで、ちょっといいことをした気分になれる、そんなまちをご案内。
暮らしやすいまちづくりへの 施策を打ち出す
相模原市は、約3分の2が森林という豊かな自然と、複数の鉄道が乗り入れ、大型ショッピングモールなども多いという、都市の魅力も兼ね備えている。保育施設・学校など、子育ての環境も充実。橋本駅前がリニア中央新幹線の停車駅となる予定のため、まだまだ進化していくと予想される。 SDGsに一人ひとりが取り組んでもらいたいという思いから、市が特設サイト「SDGs one by one」を運営。難しい言葉をつかわず、個性豊かなキャラクターが登場して、SDGsをわかりやすく学べるようになっている。Instagramも発信中。 また、「夏休み さがみはらSDGsスタンプラリー」「さがみはらSDGsアワード」など、イベントや企画もたくさん。このような取り組みが市の風土となって、暮らしやすいまちづくりにつながっている。そんな相模原の自然を活かした取り組みを紹介する。
自然を体験する
山に囲まれた藤野地区の自然と遊び、アートに触れるカリキュラムに参加してみませんか? 里山で学べるさまざまな自然との共存プログラム 「NPO法人自然体験学校みどり校」 神奈川県の北西端に位置する藤野地区の里山で、自然体験、農業体験、ものづくりや食づくりなどができる。
かつて身近であったはずの里山は、生活様式の変化や人口減少、高齢化により放置されたため、土砂災害や獣害などが深刻化している。
「人間も自然の一部であることに立ち返り、ともに生きる未来を創造したい」という同校の思いが、こうした活動につながっている。