日本代表の新監督に森保氏(全文1)2つの代表をやっていくには覚悟が必要
日本サッカー協会は26日、次の日本代表監督に森保一(もりやす・はじめ)氏の就任を決めた。森保氏は2020年東京五輪を目指すU21代表監督でもあり、A代表と兼任する。同日夕、東京都内で記者会見を開き、「この2つの代表をやっていくには覚悟が必要。日本代表の勝利のために、そして、世代交代、年代間の融合を図るというところ、日本のサッカー界全体の発展につながるように、自分のすべてを出す」と意気込みを語った。 【写真】日本代表の新監督に森保氏(全文2)「日本人の良さ」出して世界と向き合う ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【会見動画】日本代表の新監督に森保氏 五輪と兼任『年代間の融合図る』」に対応しております。
このたび日本代表監督に就任した森保です
司会:それではあらためまして、これよりSAMURAI BLUE(日本代表)新監督の就任記者会見を始めます。まず登壇者のご紹介をさせていただきます。公益財団法人日本サッカー協会会長、田嶋幸三でございます。 田嶋:よろしくお願いします。 司会:続きまして、公益財団法人日本サッカー協会、技術委員長、関塚隆でございます。 関塚:こんにちは。よろしくお願いします。 司会:最後に、SAMURAI BLUE(日本代表)の監督に就任いたします、森保一でございます。 森保:このたび日本代表監督に就任させていただきました森保です。よろしくお願いします。 司会:それでは皆さまからのご質問をお受けする前に、一言ずつ登壇者からごあいさつさせていただきます。よろしくお願いいたします。
田嶋会長:世代交代、待ったなし
田嶋:本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。本日の臨時技術委員会、そして理事会を経て、ここに正式に森保一さんをSAMURAI BLUEの監督として皆さんにご紹介することができるようになりました。森保氏については私のほうから説明するまでもなく、Jリーグでのチャンピオンを3回、そしてU-20のコーチ、トレセンコーチ、キッズインストラクターと、サッカー協会の本当に、下は幼稚園の子供たちからトッププロまでの全てのレベルの指導をしてきた経歴をお持ちです。そして現在、オリンピック代表監督としてすでに働いていらっしゃいます。そして、今回のワールドカップではコーチとして西野ジャパンを支えてくれました。そういう意味でも日本のサッカー界、オールジャパンで彼を応援するというのには本当にふさわしい経歴の持ち主だというふうに思っています。 そして、先ほど関塚技術委員長からもありました、世代交代、待ったなしのときです。そして彼はオリンピックと日本代表の両方の監督という、この2つの重要な役割を担っていただきます。これに対しては技術委員会でも多くの議論をしたと聞いております。その中で、世代交代ということを実現するためにはこの2つを兼ねているほうがよりスムーズにいく、そういうメリットがあるということ、そっちを選びました。 今まで私もさまざまな形でオリンピック、そして代表チームを見てきました。うまくいっているときもあるし、選手の取り合いになってしまったりすることもありました。そういう意味では1人の監督が兼ねるということの良さというものも私は見てきたつもりです。そして技術委員の方からは、日本代表のワールドカップ予選を戦うということは相当な覚悟とプレッシャーが要るぞということ。これは、今まで戦ってきたのは岡田監督が数試合戦ったのみです。そういう意味では新たなチャレンジといえます。ただ、このチャレンジをするのにふさわしい人材がこの森保監督であるということ、そしてそれを実現するためには、技術委員会のみならず日本サッカー界が本当にオールジャパンとなって、この森保監督をサポートしていく、そういう覚悟をしていかなければいけないとあらためて思いました。